地域でつなぐ「みんなのスポーツ」 ― 焼津市地域クラブ活動連絡会に参加して ―


10月1日、夕暮れ時の焼津市役所で「焼津市地域クラブ活動連絡会」が開かれ、私たち一般社団法人 総合型地域スポーツクラブ みんなのASOBIも参加してきました。

市内の地域クラブ関係者や市職員が集まり、現場レベルでこれからの地域クラブのあり方を話し合う場です。

 

 

地域クラブに関わる連絡事項の共有

まず、焼津市地域クラブ活動あり方検討委員会の委員長からご挨拶があり、会場の雰囲気が一気に引き締まりました。

そして事務局長より、施設の使い方、補助金の仕組み、学校施設の貸し出し、そしてクラブ活動の広がり方など、現場に関わる連絡を共有いただきました。

 

地域クラブ関係者との意見交換会

その後、地域クラブ活動に関わる団体関係者との意見交換会が行われ、特に「学校の部活動と地域クラブの関係」については、多くの意見が出ました

印象的だったのは、「中体連(中学校体育連盟)の影響が大きく、やはり学校の部活動は欠かせない」という声や、「教員も土日に活動するこれまでのやり方を続けるべき」という意見があったこと。

本来、地域クラブへの移行は教員の働き方改革を進めるための取り組みですが、実際には課題が多く、現場ではまだ模索が続いているのが現状だと感じました。

 

初心者が気軽に楽しめる環境の必要性

また、現在は部活動を頑張りたい人たちが地域クラブに入部していることもあり、初心者が入りづらいという意見も出ました。これに対しては、私たちみんなのASOBIは、“初心者こそ主役”をモットーに、講師による基礎練習や「まずは楽しむ」プログラムを中心に活動しています。そのため、今後そのような初心者層の中学生の受け皿になれると改めて感じました。

 

 

今回の会を通じて、地域クラブは“学校の代わり”ではなく、“学校も含めて地域みんなで育てる新しいスポーツ文化”であることを実感しました。

みんなのASOBIとしても、これからも誰もが気軽に参加できる場づくりを続け、焼津のスポーツ文化を地域の力で盛り上げていきたいと思います。