皆さんこんにちは!約1年間のドイツ留学が終わり、先日、日本に帰国しました。
今回の留学を振り返って、総集編としてレポートしたいと思います。
ドイツ特派員:入野愛(いりのあい)
中学・高校とバドミントン一筋で部活をしてきましたが、大学を機に様々なスポーツに触れることの楽しさを知り、異なる年齢の人と多種多様なスポーツをする総合型地域スポーツクラブに魅了される。
日本で取り上げられる総合型地域スポーツクラブは、ほとんどの場合でドイツのスポーツクラブがモデルとなっているため、ドイツの総合型地域スポーツクラブと、大学の専攻である英語教育を学ぶために、約10ヶ月間ドイツに留学している。
留学中に、ドイツのスポーツクラブやドイツ文化を調査し、それを「ドイツ特派員レポート」として、ドイツ社会に根付いている総合型地域スポーツクラブの実状とドイツ文化を1週間に1回のペースで配信中。
前編では、冬の落ち込みからスポーツ観戦をきっかけに元気を取り戻した話を書きました。今回はその続き、実際にクラブ活動に飛び込み、ドイツで再びバドミントンを始めた経験を中心にお伝えします。
前編はこちら
異国で見た日本人選手の姿に背中を押されて
少しずつ気持ちが回復してきたころ、Yonex German Open 2025を観戦しました。
外国で活躍する日本人選手を間近で応援できるなんて夢のようで、「もう一度本格的にやりたい!」という思いが再燃し、ここから総合型地域スポーツクラブを体験し始めることになります。

(バドミントンドイツオープン)
ヴッパタールで訪れた「Allgemeiner TV 1860 Wuppertal-Elberfeld e.V.」では、人生初のインディアカに挑戦!
老若男女が集まり、平日の夜にそれぞれのスポーツを楽しむ雰囲気に圧倒されました。言葉が通じなくても、スポーツを通して自然に輪に入れる――その温かさに救われた気がします。
クラブは3回まで無料トライアルが可能で、学生会費は半年で約60€。思ったよりもハードルが低く、「挑戦しやすい仕組みだな」と感心しました。
勝敗を超えて、ライバルが仲間に
最終的に私が選んだのは「Wuppertal PTSV」という地元のバドミントンクラブ。
ここでの出会いは、留学生活の宝物になりました。高校生から50代まで、毎回30人ほどが集まって練習。世代も国籍も異なる仲間と同じシャトルを追いかける時間は、言葉以上に心を通わせるものでした。
驚いたのは、そのクラブを通して試合に出場できたこと。オープン大会に5回挑戦し、シングルス準優勝、ダブルス優勝、ミックスダブルス優勝と、思いがけない好成績を収めることができました。

(地元の大会でシングルス準優勝)
試合が終わればライバルも同じ「スポーツ仲間」として談笑できる空気は、日本では味わったことのない心地よさでした。
クラブで知り合った仲間とは、一緒に食事に行ったり遊びに出かけたりと、競技を超えた友情も育ちました。
誕生日旅行でバレーボール観戦!
さらに誕生日にはひとりでブルガリアへ飛び、バレーボールネーションズリーグを観戦。現地で「ニッポン!」コールが響く瞬間に立ち会えたことは、忘れられない思い出です。
(ブルガリアまでバレーボール観戦へ)
留学を通じて気づいたこと
振り返れば、ドイツ留学の10か月は決して順風満帆ではありませんでした。孤独や不安に押しつぶされそうになった時期もありました。それでもスポーツを通じて出会った人々、観戦で感じた熱狂、再び手にしたラケットのおかげで、自分を立て直し、前に進むことができました。
一言でまとめるならば「スポーツの関わり方は千差万別、されどみな同じ仲間」。
プレーする人、応援する人、たまたま隣で観戦していた人ーー関わり方は違っても、同じ瞬間を共有できる不思議な力がスポーツにはあるのだと実感しました。
留学生活の締めくくりとして、この体験を胸に刻みたいと思います。
つらい時もあったけれど、スポーツと人とのつながりがあったからこそ乗り越えられた――そんな一生の思い出になりました。
ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました!
ではまたいつか。Tschüss!!
